
ジュエリーはTPOに合わせた“見せたい自分”を演出しながらコーディネートしましょう。
今回のコラムでは「押さえておきたいジュエリーコーディネートの基本<前編>」の一部を深掘りして「イメージテーマの考え方」に沿ったジュエリーの選び方をお伝えします。
イメージテーマの考え方
ジュエリーを選ぶための「4つのW」、When いつ、Where どこで、What なにを、How どのように、を意識してみるとどんなジュエリーを身に着けるべきかが見えてきます。「4つのW」を踏まえて、次の項目の「季節」「シーン」「役割」「イメージ」に当てはめてみましょう。
- When いつ:季節や時間(朝・昼・夜
- Where どこで:場所、どんな人が集まるか
- What なにを:どんなジュエリーを着けるか
- How どのように:トータルコーディネート、どの洋服と合わせるか
季節
季節に合ったカラーやモチーフを選びましょう。
春
草木が芽吹き花が咲きはじめる春にはパステルカラーの宝石がぴったりです。明るいカラーストーンのジュエリーは、別れと出会いの季節をちょっと明るい気分にしてくれます。
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- 宝石:ピンクトルマリン、ピンクサファイア、エメラルド、グリーントルマリン
- モチーフ:桜、花、花びら、蝶々
夏
暑い季節をジュエリーでさわやかに。ブルー系の宝石や夏の太陽の輝きを思わせる宝石などがおすすめです。プラチナやホワイトゴールドなどシルバーカラーのネックレスやピアスも涼しげに見えるアイテムです。ボリュームのあるジュエリーは夏のシンプルなファッションに映えます。
- 宝石:ダイヤモンド、サファイア、アクアマリン、ブルートパーズ、ペリドット
- モチーフ:ボリュームのあるモチーフ
秋
秋は暖かみがあり大人っぽさを演出できるジュエリーが似合います。くすみカラーのファッションに合う宝石や、イエローゴールド、ピンクゴールドなど暖かみを感じる地金ジュエリーなどがおすすめです。
- 宝石:スモーキークォーツ、シトリン、インペリアルトパーズ、アイオライト
- モチーフ:実、葉っぱ
冬
寒い冬にはビビッドなカラーの宝石や温もりを感じるジュエリー、キラキラしたモチーフが良く映えます。つい着こんでしまうこの時期も、キラキラ輝くジュエリーは女性らしさをアップしてくれます。
関連記事:冬もジュエリーで華やかに 冬ならではのジュエリーの楽しみ方
- 宝石:ルビー、パライバトルマリン、ルベライト、アメシスト、ダイヤモンド、パール
- モチーフ:星、雪の結晶
シーン
ジュエリー選びはシーンが重要です。特にフォーマルな場ではルールがあるので気を付けましょう。
冠婚葬祭
お祝いの席では華美になりすぎない程度に華やかに。お葬式や法事ではキラキラ光るジュエリーは厳禁です。シンプルなパールジュエリーと結婚指輪までにしておきましょう。
関連記事:冠婚葬祭とジュエリー フォーマルな場でのジュエリーのルールとは?
パールネックレス、結婚指輪など
式典
スーツに合うシンプルなジュエリーを身に着けましょう。昼間の式典は強い輝きのジュエリーはNGです。
パールジュエリー、ダイヤモンド一粒石ピアス、ブローチなど
披露宴・パーティ・食事会
披露宴やパーティに呼ばれたらゲストも華やかに。花嫁や主役より目立ってしまわないよう気を付けましょう。
パールネックレス、婚約指輪、華奢なデザインのブレスレットなど
ビジネス
ジュエリーは見る人に“きちんと感”を与えることができます。仕事の邪魔にならないような、控えめながら上質のジュエリーがおすすめです。
一粒石ピアス、プチネックレス、リングなど
旅行
旅行ファッションにジュエリーで華やかさを添えて。荷物を少なく着け外しで紛失しないためにも、数は少なく華やかに見えるジュエリーがあるといいですね。ネックレスは1つ、リングは2つまで…など自分で管理しやすい数にしましょう。
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写真映えしそうなネックレス、カラーストーンのリングなど
スポーツ・レジャー
壊してしまったり着け外しでなくさないためにも、スポーツやレジャーの邪魔にならないシンプルなジュエリーがおすすめです。スポーツによっては手に力が加わりリングが変形してしまうこともあるので気を付けましょう。
一粒石ピアス、シンプルなチェーンのネックレスやブレスレットなど
保護者会・学校行事
子どもが主役の学校行事でのジュエリーは華美になりすぎない程度に。個性的なモチーフのものは避け、シンプルなものを選びましょう。シンプルながら華のあるパールジュエリーがおすすめです。
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パールネックレス、一粒石ピアスなど
役割や立場
自分がどういう立場でどんな役割があるのかによっても選ぶジュエリーは変化します。
主役
花嫁や自分がパーティの主役である時のジュエリーはゴージャスに。存在感のあるジュエリーで思い切り華やかにコーディネートしましょう。
婚約指輪、パールジュエリー、大粒のカラーストーンなど
主賓
結婚式やパーティで主賓として招待されたら、いつものお呼ばれよりフォーマル感のある服装が望ましいです。地味過ぎず、派手過ぎず、主役より目立たないことが大切。パールなど格式高いジュエリーがおすすめです。
パールネックレス、婚約指輪など
招待客
BICO・GHI 【K18YG】スタイルバングル【103023】
披露宴やパーティなどは華やかな装いで参列することが大切ですが、派手になりすぎることは禁物です。ゴージャスなジュエリーは主役にお任せして、華を添えるイメージでジュエリーを選びましょう。
パールジュエリー、婚約指輪、シンプルなブレスレット、揺れるタイプのピアス・イヤリングなど
パートナー
夫婦同伴のパーティなどはきちんと感を出しながらも華美になりすぎないように。上質でシンプルなデザインのジュエリーがおすすめです。パーティの雰囲気によってはゴージャスなジュエリーの出番があるかもしれません。
結婚指輪、婚約指輪、パールジュエリーなど
主催者・スタッフ
イベントなどの主催者側はホストの立場でお客様をおもてなしする気持ちを忘れずに。派手な印象にならない上品な華やかさのあるジュエリーを選びましょう。
パールジュエリー、小粒のダイヤモンドジュエリーなど
教員・講師
邪魔にならず華美でないシンプルなアイテムがおすすめです。学校教員はジュエリーを身に着けても良いのか?というと生徒の年齢や学校の雰囲気によるので、職場の先輩を参考にしましょう。
華奢なネックレス、引っ掛かりのないシンプルなピアスなど
イメージ
どんなイメージに見られたいか?ということも考慮してジュエリーを選びましょう。
エレガント
キーワードは「華やか」。キラリと光るネックレスや揺れるタイプのピアス、お花のモチーフや美しい流線型をモチーフとしたリングなどがエレガントなイメージを与えます。
ダイヤモンド、パール、カラーストーン、イエローゴールドなど
クール
どんなシーンでも使いやすいシンプルなジュエリーがおすすめです。シルバーカラーや直線的なモチーフはクールな印象を与えます。
ダイヤモンド、プラチナ、ホワイトゴールドなど
スポーティ
「スポーティ」は「ドレッシー」の反対語。軽快な動きの妨げにならないシンプルさを極めたジュエリーがスポーティなイメージになります。
一粒石ピアス、華奢なネックレス、ブレスレットなど
清楚、知的
シンプルなパールやダイヤモンドなどを使ったジュエリーを、控えめに身に着けると清楚な印象になります。オーソドックスな定番のデザインがおすすめです。
パール、ダイヤモンドなど
親しみやすさ
オレンジ色など暖かみを感じるカラーは、明るく親しみやすい印象を与えます。選ぶなら直線より曲線、四角形より丸みを帯びたモチーフの方が優しい雰囲気を表現できます。
シトリン、トパーズ、オパール、ピンクゴールドなど
終わりに
ジュエリーコーディネートのためのイメージの考え方を細かくご紹介しました。最終的には「自分らしさ」を表現することが一番。「ジュエリー選びに正解も不正解もない」と言いますが、「自分らしさ」を基準に選ぶことが正解なのかもしれません。本記事がジュエリーコーディネートの参考になれば幸いです。
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